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会計業界30年のキャリアを生かした税理士探しの代理人としても
精力的に事業を展開。また、会計業界向けの業界情報誌「ANTENA」
を発行。(右写真)
会社URL ⇒ http://www.antena-net.co.jp |

「発行誌 ANTENA 10月号」 |
−冒頭、 たいへん読書家である松本さんの、本にまつわるお話からスタート!−
<井出> 今日は、よろしくお願いします!
まず、本とのかかわり方、という様なところからお聞かせいただけますか?
<松本さん> 私は、本に対しては、最初から色をつけてみるといった事はなるべくしないようにと思ってはいます。
ですから、自分で普段買う様な本ではなく、全然違うジャンルを手に取る事も大事だと思います。
そういったモノは、読んでみようかな!と思うんじゃないかなと感じますね。
これは、本だけでなく、人も、同じで、やっぱりどうしても好き嫌いというのはありますよね。
例えば面接で言えば、やっぱり最後は印象なんですよね。
実力なんて、初めて会って計りようがないんですね。
それは、試験やったり、面接したりするでしょうけれども。。なので、最後は、ああ、この人は、一緒にやっていってもだいじょうぶかな?なんとなく話しやすいかな?
と言うところから来ているんです。
その反面、自分も同じように見られているのだという事は思っています。
例えば、人事に携わっているのであれば、その様な判断をしないように意識すべきなんでしょうが、意外と、同じ様な人を選んでいく傾向が見られます。
選ぶ人によって、傾向が出てくるんです。
実は、これは組織論的に言えばあまりよろしくないですね。
ですから、自分自身もなるべくそういう事を意識しながら、選ばないといけないのかな?
という事を思っています。
本を選ぶという事も同じに、結局、好きか嫌いかというところに最終的にいってしまって、
好きな方に行く、という傾向がどうしてもあるんだな〜と思ったんですね。
私は、自分は、どうしても数字を扱ってきている事もありましたし、経済学の分野などは全く違和感無く読めるんですけども、デザインに関っていらっしゃる方へ、それをパッと渡されたら、逆に読む気がしないと思うんですね。
しかし、そういう選び方でさえも、もしかしたら自分が選んだモノは、「自分が好きだと思っているだけ」かもしれないんです。
<井出> なるほど!
<松本さん> 私は、実は、自分でも結構本を読む方だと思っています。
自宅にはもう本を置くスペースが無いほどなので、図書館を最大限利用しています。
私、さいたま市に住んでいるんですけど、さいたま市って言うのは、昔の、浦和、大宮、与野、岩槻の4市が合併してるんで、
図書館がたっくさん、あるんですよ!
<井出> ほお!
<松本さん> で、しかも、今年だったかな〜、中央図書館という、でかいやつを作ったんですね。
そこで本の検索をかけると、昔で言う、4つの市の図書館に検索をかけていることになるんです。
それでも無い時は、リクエストを出せば、他の図書館へもあたってくれて、予算内であれば買って揃えたりもしてくれるんですよ。
ここ何十年も行っていますが、殆ど手に入っています。
ハウツー本とかノウハウ本という様なモノは、本当はずーっと使わなければいけないモノもあるんだと思うんですが、でもやっぱり一回読んだら大体終わりじゃないですか?
<井出> そういう事が多いですよねぇ。
<松本さん> なかなか置いておくってのも難しいので、とにかく読んだら読みっぱなしで、
図書館で、常時、10〜20冊は図書館に予約を入れている状態が続いていますね。
今は、システマチックになっていて、入荷状況をメールで知らせてくれたり、予約状況も把握できるようになっているんですよ。
それは、まるで、自分のうちに大きな書斎があるといった感じです。
残念なのは、過去に読んだ本のデータベースが無いところ位くらいですね。
なので、一度読んだ本を、もう一回予約してしまう事も多々あります。(笑)
<井出> それは、大きな懐という感じですね〜
<松本さん> そういう使い方をしていますね。
だから、若い人達にとっては、そういった施設を大いに利用して、ジャンルを問わず本をたくさん読むっていう事はいい事だと思います。
新聞だとか広告からうまく情報を入れながら、図書館もいいでしょうし、買ったり、推薦してもらったりでもいいですよね。
もちろん、その先には、実際の、体験として美術館や博物館などへ行ったり、テレビやインターネットもそうだと思うんですが、
実際に読んでいることと、今どうなっているのかという事を見比べてみる事も必要で、情報の連動ですね。
ただ、やっぱり本はその時点の事ですから、一年前の事は、今とは、違っているかもしれないし、逆に昔書かれた事が本当にそうなって来ているかも知れない。
なので、やはり本を読むだけでは、十分でないので、私が今、本を読んでいるという事は、
そういった時間の流れに対しても意味があると思っています。
<井出> なるほど。
<松本さん> しかも、図書館は、昔と変ってきていていると思いますね。
最新のモノが並ぶ本屋さんと、古本屋さんが一緒に合わさった感じで、
しかも、新聞もあれば、雑誌もあるし、CD、DVD、もあります。
皆さん、お住まいのところで、住民税も治めていらっしゃるわけですから、
積極的に利用されるといいと思いますね。
<井出> そうですね、さいたま市いいですねぇ!
お時間の都合もあると思いますので、ここからは、松本さんの感銘を受けたメディアをいくつかご紹介頂けないでしょうか?
<松本さん> はい、では本がらみでいくと、
映画にもなりましたが、「風が強く吹いている」。※2
箱根駅伝を目指すという。。。もちろん、内容は荒唐無稽なところもありますが、
それは小説ですからね。(笑) 最近、映画にもなっていますね。
私は、実は、中学生の頃から走っていたりするものですから、駅伝やマラソンもTVで見ますし、
私の従兄弟も実際に箱根駅伝に出たりもしました。
<井出> おお、それは、すごいですね!
<松本さん> 自分や従兄弟が走っていたという事もありますし、TVや新聞なども見るので、
この本を読んでいる時に、とてもリアリティを感じたんですね。
なので、映画化もうなずけると思っていました。
<井出> 実体験があるからこそ、生まれる感覚ですね。
<松本さん> しかも、その時たまたま、仲間から「みんなで走ってみないか?」 という誘いがあったりしてですね、
ちょうど、今、実際に走っています!
<井出> もしかして、時期的に、ホノルルマラソンとか出場をお考えですか?
<松本さん> いや、そこまでは、いかないですが、
ついこの間、10Kmの大会に出たり、練習がてらに来月も出ますが、それ以降もいくつかの大会に出る予定なんです。
ですから、本には、なにかそういうキッカケになったりとか、自分がやろうとした時に、出会ったりといった不思議な部分があると思いますね。
そうそう!「出会う」といえば、私、人によく会うんですよ。
これはみんなに特技だといっているんだけど。ははは。
<井出> 人に会う、と言いますと?
<松本さん> 思わぬところで出会うんですね。
たぶん、自分がそうしようと思っているから出会うのかも知れないし、やろうと思ったから出会うのかもしれない、
なんか、そういうものがあるんだと思うんですよ、キッカケが。
<井出> 御社の社名じゃないですけど、アンテナを張っているからこそ、と言うところもあるんでしょうかね?
<松本さん> そうでしょうかね、そうありたいですね。
<井出> 面白いですね、特技が人にばったり会うって。なかなか無いですよね。(笑)
<松本さん> (笑)そうなんです、会うんですよ、なぜか。。
私の嫁さんからは、「あなた、キョロキョロしてるからよ。」 なんていわれるんですけど。(笑)
不思議なんですが会うんですよ。
昔、小田急線を使っていた事があったんですが、経堂にいくところだったんですが。。
まず、新宿で知り合いと偶然会ったんです。次に停まった代々木上原で知り合いが私の居た
同じドアから乗ってきたんです、
それで、三人で、「次の下北沢で誰か乗ってきたら面白いね〜」 何て言ってたら、ほんとに下北沢で乗ってきたんです。
<井出> 同じドアからですか?
<松本さん> そうです。
<井出> ええ〜ちょっと超常現象みたいですね。
<松本さん> なんでなんですかね〜?
だから、自分の発見と行動の結びつきにも何かそういったところがあるかと思いますね。
<井出> 面白いですね〜
<松本さん> あと、私は、「カジノ」ですね。
<井出> カジノというとあのギャンブルの?
<松本さん> そう、カジノ。
ただ、カジノへ行く人達はギャンブルとは言わないんですけどね。
「ゲーミング」って言うんですね。
<井出> へえ、「ゲーミング」ですか??
<松本さん> これはあくまでも確立の話で、つまり、統計と確立論のお話しで、
「天才数学者はこう賭ける」※3、という本もあったくらいですから。
<井出> ああ、ありますね!
<松本さん> つまりそういう風に考えていくと、ビジネスもそうなんです、ある意味ギャンブルですよね?
株や人に投資するのもそうですし、売り買いすることもそうですよね。
どうも、日本にカジノが無いって事もあるんだと思うんですが。。。
日本人には、そのへんの「感性」、つまり「勝負勘」って言うものが鈍っている気がするんですね。
最終的に負けるのは当たり前なんですが、いかに負けを少なくするか。とか、他のサービスを獲得して、トータルでプラスにするか、というストラテジーなんですね。
実は、カジノは深くて、日本にもカジノ学会というモノがあったりするくらいなんですよ。
<井出> そうなんですか?
<松本さん> 実はカジノ自体が悪いという事ではなくて、
他の業種との絡みで入れてもらえないという状況だと思っています。
先進国でカジノが無いのは日本くらいなんです。
私の夢は、実は、カジノホテルを経営するなんていうのもあったりするんですよ。(笑)
<井出> ああ、いいですね。それ。
<松本さん> なんか、ギャンブルは悪くて胡散臭いと言われたりもするんですけど、そういった事も、全て、トータルで考えたりすることが「カジノ」という考え方なんですね。
マカオにあれだけ投資されちゃったら、日本では難しいかもしれませんがね。。
以前、話にありましたが流れてしまったお台場のカジノ計画も、あの頃に実現していれば、
日本も違った国の顔を見せたかもしれませんね。
食事やショーなどの娯楽施設もトータルであるわけなので、家族で行く事の出来る娯楽施設になったかもしれませんね。
<井出> 興味深いですね。
<松本さん> もう子供が大きくなっちゃうと、ディズニーランドには行かないんですよ。
<井出> お子さんおいくつですか?
<松本さん> 今、大学3年と高校1年なんで。
<井出> ああ、じゃ家族では行かないですね。
<松本さん> もう、絶対行かない。
ところが、子供達連れて行ってた頃だって、実のところ親はあんまり面白くないんですよ。(笑)
仮に、うちなんかは、日帰りでもいけますからいいですけど、地方から、2泊3日とかで行かれる方は、「お父さんはどうすんですか?」って思っちゃいます。(笑)
<井出> (笑)はっははー、そうですね!
<松本さん> ね!
だから、あそこにね、カジノでもあればなぁ。 って思うんですよ。
なるほど〜。
実際、例えば、家族でサイパンに行った時も、
サイパン自体には無いんですが、テニアン島※4という、昔B-29戦闘機が飛び立った飛行場があった島にカジノがあるんですよ。 サイパンから1時間くらいかな〜?
<井出> へえ〜そんなところがあるんですね。
<松本さん> 夜、家族でゆっくり食事したあとに、お父さんだけ、「じゃっ!」って言って、
船に乗ってカジノへ出かけるんですよ。
<井出> あーいいですね〜!それ。
<松本さん> ははは、そうですよね。
<井出> カジノ全般というか、カジノというトータルとして、お好きなんですね。
<松本さん> そうですね。
ですから、カジノの本はたくさん読んでますね。
アカデミック的なモノも含め多くありますしね。
<井出> 僕も以前、なんだったかな〜?
モリ、モリ〜。。。 ヒロシさんでしたっけ?
<松本さん> モリスヒロシさんですね。
<井出> そうです、森巣博さんが本書いてましたよね。※5
パチンコなんか行くよりカジノだっていう。。。
<松本さん> ありましたね、森巣さんの様なカジノの世界を紹介するモノもあるし、
カジノビジネスの話もありますし、先ほども言った確立・統計学的なアカデミックなモノも幅広いですよね。
<井出> なるほど〜面白いですねぇ!
(カジノの話の熱も覚めやらぬまま。話題はパッと代わり。。)
<松本さん> 他には、今は、真空管です。
<井出> 真空管?ですか??
<松本さん> 真空管の、ラジオとかアンプとかを自分で作ってます。
(横に置いてある箱から真空管を取り出して。)
<井出> でかいですね〜。 (500mlのペットボトルくらいはありました。)
ちょっと写真撮らせて下さい。
(写真を撮りながら)
すごいですね〜!見たことないですよ、こんなの。

<松本さん> これは、今もロシアとかで作ってるんですけど、
真空管って基本的に手作りなんですよ。
<井出> 手作りなんですか?それ。
<松本さん> うん、通常、日本で購入すると1万円くらいはしますね。
中国とかロシアで作られているモノは半額くらいですが。
<井出> す、すみません、僕よくわからないんですが、その真空管をどのように使うんでしょうか?
<松本さん> えーと、ですね、これは、アンプに使うんですね。
(真空管を手にしながら)
例えば、i-podから、これを(アンプに)通してスピーカーに音を出して。。。という感じです。
いまや音楽はダウンロードの時代で、CDはいらなくなっているわけですよね。
ただ、音を出す時には、スピーカーから出す。アンプを通して出しているわけですね。
その音を出す、要は、音を増幅させるわけですが、
最先端のモノを、超アナログのモノを通して聞くとどうなるか?
それは、違った聞こえ方がするって言われたり、音に敏感な人は、それぞれの真空管によって特性が違うので
音が違うなんて言ってたりしますね。
私は、そこまで言ってないですが趣味程度にやっています。
これは、子供の時に出来なかったですからね、お金なかったですから。
小遣いで出来る様なものでもないですしね。
今であれば、多少自由になる部分も出てきたので、という感じです。
最近は結構、この手の本も出ていて、今になって、「真空管アンプを手作りで!」とか、
団塊世代向けのモノで出ていますね。
<井出> なるほど。
失礼ですが、松本さん、今おいくつでしたっけ?
<松本さん> 53です。
<井出> 松本さんの同世代の方は真空管のお話しでつながるという事はありますが?
<松本さん> 割と、そうですね、私より、上の世代でしたら、大体、アマチュア無線、真空管ラジオなんて、
似たようなモノに興味をもっていると思いますよ。
<井出> そうですか。
< インタビュー終わり >
−−−−− 井出のインタビュー後記−−−−−
井出は、松本さんの見た目の印象からは、
まったくわからなかった、「男臭さ」を感じました。
書斎、確立・統計、走る、カジノ、真空管 。。。
例えば、メディアとしても、カジノを舞台にしたモノはかなり出ているし、
男のロマンみたいなイメージがあります。
僕の知人を思い浮かべてみても、音やモノのメカニズムにこだわりを持つというのは、
男のロマンと習性という感じがします。
税理士事務所や会計士事務所などと関るお仕事の中では知る事のできなかった
松本さんの感性に少し触れる事が出来たのではないかと思える、うれしいインタビューとなりました。
<松本さん パーソナルキーワード>
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<松本さんリンク 参考資料>
※1.さいたま市中央図書館
http://www.lib.city.saitama.jp/
※2.風が強く吹いている 三浦 しをん (著)
※3.天才数学者はこう賭ける―誰も語らなかった株とギャンブルの話
ウィリアム パウンドストーン (著), William Poundstone (原著), 松浦 俊輔 (翻訳)
※4.テニアン島

※ 5.越境者たち (上・下) 森巣 博 (著)
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